今まで人前に出る事が苦手で、自分の話し声がこもって聞き取りづらいうえに、コンプレックスになっているので早口になっていることにも気づかされました。話すスピードを意識してみたいと思いました。
笑顔は魅力的な印象を刻む
笑顔が与えてくれる4つのこと
笑顔が私たちに与えてくれることはたくさんありますが、
大きく4つにわけることができます。
1つ目は、安心感です。
赤ちゃんを抱く母親は、笑顔を子どもに向けることで安心感を与えています。笑顔によって安心感を与える場面は、親子間だけではありません。初対面の人と会ったとき、人は相手の表情から人柄を読み取ろうとします。ビジネスの場面では、交渉をスムーズに進めるために、まず笑顔で挨拶をかわします。お互いが笑顔で接することでお互いに安心感を与え合うことができるのです。
2つ目は、ポジティブな空気感です。
言葉を交わさなくても、笑顔があふれている場面ではポジティブな空気が流れます。笑顔は世界の共通言語です。とくにビジネスの場ではポジティブな空気は相手に親近感を与え、心を開きやすい雰囲気を作ります。背伸びをしない自分でコミュニケーションをすれば、相手の言動を素直に受け取ることができるのです。人は、ネガティブな空気感を避けたいと考えます。笑顔によってポジティブな空気感を作ることで相手に良い印象を与え「この人と一緒にいたい」「もっと話がしたい」と思わせることができるのです。
3つ目は、良い印象です。
笑顔で接する人は相手に良い印象を与えます。ただし、良い印象を与える笑顔は心が伴っていることがポイントです。ここ数年はマスク生活が続き「メイクはアイメイクしかしない」という女性も多いようです。たしかに目は心の窓ですが、目元だけの笑顔は十分ではありません。良い印象を与える笑顔は、見えない口元、声のトーンなどすべての要素を網羅しています。
4つ目は、自信です。
人は心に余裕がないと笑顔でいることはできません。いつも笑顔でいられる人は、心に余裕があり自分に自信がある人ではないでしょうか。とはいっても、いつも心に余裕をもっていることはできません。時には無表情になったり泣きたくなったりすることもあります。そんなときには、無理に笑う必要はありません。ただし、泣いた後には笑顔になりましょう。心と体は連動しています。笑顔になることで心も元気になるでしょう。そして、おいしいものを食べたり趣味を楽しんだりして自分のご機嫌を取り、自分の状態をコントロールできるようになれば心に余裕をもつことができます。
私は、笑顔が多くのことを与えてくれることを知っています。笑顔のメリットをより多く引き出し、身も心も若々しくいられるためにスマイルエクササイズ(表情筋トレーニング)をお伝えします。AI時代の到来により、より人と人とのかかわりが重要視されています。笑顔には、AIにはできないやさしさとぬくもりがあります。
Concept
多くの人は「笑顔は自然と出てくるもの」「笑顔は作るものではない」と思っているのではないでしょうか。たしかに誰もが生まれたときには最高の笑顔をもっています。
しかし人は、成長するにつれて様々な体験をします。悲しい体験やつらい経験は、自信を奪い笑顔を消してしまいます。自分では「このままではいけない。変わりたい」と思っていても、考え方や行動を変えることは意外と大変です。とくにマイナス思考をプラス思考に変えることは大きなエネルギーが必要になります。
それでも、自分を奮い立たせ、自分を変えられる人は自分以外にはいません。自分に向かって「自分はえらい」「自分は可愛い」と褒めてあげましょう。落ち込んでいるときには、自分で自分に「大丈夫! 」と言ってみましょう。「大丈夫」は魔法の言葉です。。一生懸命に頑張ってきた自分のすべてに「ありがとう」と感謝し、自分をねぎらったり褒めたりすることは大切なことです。誰かに褒めてもらうことを待つのではなく、自分で自分を褒めることでみえてくる世界は変わります。
私の笑顔のコンセプトには3つのステップがあります。3つのステップを踏まえることで、表面的ではない真の笑顔、心に残る笑顔、そして自分自身が輝ける笑顔になることができます。
ステップ1は、自分で自分を労わることです。
私は、心無い一言で自信を失った経験があります。自信を失っているときには笑顔になるどころか、自分を好きになることさえできませんでした。最高の笑顔を引き出すためには、自分の心に寄り添い、自分を認めて許して受け入れることが大切です。そのためにできることが「自分で自分を褒めること」です。
ステップ2は、他人のことを思いやることです。
自分を褒めたら他人の心にも寄り添ってみましょう。笑顔は「もらったらあげるもの」ではありません。まずは自分の笑顔を起点にしましょう。あなたが笑顔で接することで相手の笑顔を引き出し、あなたへの対応をも変えることができるのです。
ステップ3は、ありたい姿(理想の姿)をイメージすることです。
例えば「優しく愛情がある人」をイメージする人もいれば「自立した凛とした人」をイメージする人もいるでしょう。また、企業ならば「清潔感があり人受けがいい人」や「年齢や性別を問わずコミュニケーションがとれる人」をイメージするかもしれません。ありたい姿の具体的なイメージをしっかりと持って人と接することで、相手に左右されることなく自分の立ち位置を確保することができるようになります。自分の立ち位置(スタンス)が確立すれば、たとえ相手から笑顔が見えなくても、気持ちが乱れることなく真の笑顔で接することができます。
笑顔を作ることは偽りの笑顔を演じることではありません。自分の気持ちを思いやり、人の心に寄り添うことが「笑顔を作ること」です。
まずは自分の心に耳を傾けることから笑顔づくりは始まります。
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